
team墨縁書道パフォーマンスの報告
2019.11.23 team墨縁書道パフォーマンス
和歌山県海南市の地域の文化祭にて、team墨縁の一員として書道パフォーマンスをしてきました
今回のパフォーマンステーマは「想い」
そして、今回はエッセイスト森紀吏子さんに作詞をお願いし、作品を構成しました
他にもたくさんの方にご協力をいただき、無事パフォーマンスを成功させることができました。感謝いたします
以下、当日のナレーションなどを中心に今回のパフォーマンスをご紹介します
第一部
日々私たちは色々な想いを抱えて生きています。その中でも、人を愛することは、人生にとって、とても大切なことです。それだけに皆、悩み、時には苦しみ、自分の愛のカタチを探し求めます。また、その度に自分を見つめ直し、自分を知っていくのです。
ある人に言われました。
「旅というものは、自分を見つめ直すためにある」と。
そこで、私が選んだ旅先は、「沖縄」。
沖縄の大自然は、私の心を洗ってくれるように染み渡り、その沖縄での時間は、日々の生活から逸脱したものでした。心を締め付けていた糸が徐々に解かれ、ふと想いました。
「目に見えなくても、心の深いところで繋がっている。それがわかった時、私は今のままでいいのだ」と。
愛のカタチはさまざま。どんなカタチがあってもいい。人を想う。そのことだけでとても尊いことだから。
これから書く漢詩は、別れを惜しみ、想い、明日への光を望む詩です。
第二部
次に、第一部でお送りした想いをエッセイスト森紀吏子さんに作っていただいた詩にのせて表現していきます。
第一部とは、変わった世界観でお送りします。
南の 南の 南の島
とても深くて 碧い島
その高台に 私は立っていた
約束した様に 立っていた
その時は突然で 突然は私を連れ去った
暗闇に尋ね続けた私にを 連れ去った解かれ
目の前に広がる 碧い世界を前に
知らずにここまで運んだ荷は
私は久しぶりに息をした
碧に包まれ 私は想う
尋ねる必要はない という事を
私を寠す必要はない という事を
世界は広く 碧くて深い
目を閉じれば 満ちる波
目を開けば そよぐ風
碧い島の詩に私は久しぶりに息をした
いかがでしたでしょうか?
最後に書いた「自慈心」とは、自分を慈しむ心と書きます。人はこの世に生まれてきた時からすべての人に価値があります。また、愛する人を持つことで人生が豊かになります。
私たちもこれからの人生、さらに豊かになるよう、この想いを胸に過ごしていきたいと思います。
ご覧いただき誠にありがとうございました。
この和歌山でのパフォーマンスは毎年恒例となってきています
こうして書友と一緒にパフォーマンスができる喜びを感じ、この機会を大事にしていきたいと思います
来年はどんなパフォーマンスになるか今から楽しみです